クリスマス前日

凌と一緒に町へ来た

「凌、欲しいもの決めた?」

「決めたよ」

「何が欲しいの?」

「あのさ」

「うん」

「俺ピアス付けたいんだけど」

「ピアス?凌が?」

「うん、亜美と」

「私?」

「嫌ならいんだけど」

「ううん、私も開けたい。冬休み入るからずっと付けてられるよね」

「亜美がいいなら、俺が開けてあげる」

「えっ、凌が開けるの?痛いじゃん」

「ピアッサー買って開けてあげる。だから俺の耳は亜美が開けて」

「ほんとに?私が?」

「うん」

そうと決まった凌はアクセサリーショップへと急いだ

「かわいい!あっ!これもかわいい」

「俺にそんなの付けさせるの?」

「だって凌が私に買ってくれるんでしょ?凌の欲しいのは私が買うから早く選んでぇ」

「はあ?お前わかってねぇ」

「?」

「1セットのピアスを一個ずつ分けるの」

「ピアッサーは2個いるけど、ピアスは1つ」

「うん?わかったような…」

「ピアス選ぼう」

私達は二人が出来るようなピアスを探した
凌が向こう側で見ている時、ペアのネックレスを見つけた
私はこれを一緒に付けたくて凌に内緒で買った

「亜美!これいくね?」

凌が選んだのはアクア色の小さなクロスのピアスだった

「かわいい、これにしよう」

お金を半分ずつ出し合いピアスとピアッサーを買った