果てたあと私は自分のしていたことが急に恥ずかしくなり、
凌と目を合わせられないでいた

「なんでそっち向くんだよ」

「めちゃくちゃ恥ずかしんだけど」

「今さら何言ってんだよ」

私は強引に凌の方へ向かされてしまった

「亜美左手貸して」

「うん?」

「プレゼント」

左手の薬指にキラキラ光るプラチナの指輪

「なんで?プレゼントならさっきケーキとかもらったじゃん」

目がウルウルしてくる

「あれはあれ。それはそれ」

「嬉しいよ。ありがとう大事にする」

嬉しくて次から次と涙が出てきて
凌がソッと涙を拭いてくれる

「今日は何回泣くんだよ」

「私こんなに泣き虫じゃないのにね」

「その指輪、俺とお揃いだから」

私よりかなり大きい指輪をしていた

「凌、指輪貸して」

私は凌の左手の薬指に指輪をはめた

「お揃いだ。嬉しい」

「なくすなよ」

「うん、大事にする」

「亜美痛かったか?」

「…痛かったよ。なんで入っちゃうの?って思った。てもね、幸せだったから後悔してない」

「ごめん。俺止められなかった」

私達はおでことおでこをふっつけ笑い合った

12月15日

私達の記念日になった