ケーキの火も消し終わり、食事も済み、
テレビを見ながらゆっくり過ごしていた

「俺風呂入ってくる。上がったら亜美入れよ」

「うん」

私は緊張が解けてテレビに夢中になっていた

ふと、鏡を見てみると二人で撮ったプリクラが
たくさん貼ってあった

「あっ、私の変顔のまで貼ってる」

私は変顔のプリクラを取ろうと鏡に爪を立てた

「何やってるのかな?」

「だって、変顔のやだぁ、取ってよ」

「やだね、変顔でも亜美は亜美」

「いいもん、凌が寝たら取ってやる」

ケラケラ笑う凌

「とりあえず風呂入って来い」

「うん」

私は部屋から出てお風呂に向かった

今日これからのことを考えると
ドキドキで自分の体が変じゃないか鏡を見てみた

「どうしよう、緊張する」