凌の家に着き、そのまま凌の部屋へ行く


凌の匂いがする。凌が毎日生活している部屋
なんだかそれだけで私はドキドキしてしまった

「座って待ってて」

私をベットに座らせた

凌は部屋を出たり入ったり、
忙しそうに動いていた

テーブルの上にはピザやジュース、
そしてケーキ。テーブルがいっぱいになっていった

「よし、できた。亜美はここ座って」

「うん」

凌の指定した場所に座った。何が始まるのかワクワクした

「亜美、誕生日おめでと」

グラスを私の方に差出し乾杯をした

「乾杯」

グラスとグラスを合わせた

「ケーキのろうそく消そっか」

凌は部屋の電気を消し、ライターでろうそくに火をつけていく

ろうそくの灯りで照らされいる凌の顔が
とても優しい顔で私まで優しい気持ちになる
今日の日のために準備をしてくれて、
お金をいっぱい使わせてしまった
家族以外の人と誕生日を祝ってもらうのは始めで、
しかもそれが私の大好きな人

また来年の誕生日も一緒に居たいと思った