凌はベットに入り、
おいでおいで、と手招きしている

私は恐る恐る凌が空けてくれている左側に入った

カチッ

ベットに入った途端、凌はリモコンで電気を消した

目がなかなか慣れなくて、
凌の顔がはっきりと見えない

すると凌は自分の左腕を出し

「亜美、頭ここ」

と、左腕を枕の方へ伸ばした
私は静かに凌の腕へ頭を落とし、天井を見た

「こっち向けよー」

と言われ、一瞬のうちに私は凌の方へ向かされ、
凌の右手が私の腰をグイッと凌の方へ引き寄せた

腰の部分だけが熱い

「今日はこうやって寝よ。亜美が隣にいるだけで、マジ嬉しいんだけど」

「すんごい緊張する…」

私は今の気持ちを言った

こんな近くに凌がいて、しかも男女がベットの中

「亜美、妄想しすぎ」

「だってぇ、男の人と一緒になんて寝たことないし、まして隣に凌がいるんだよ」

「亜美だけじゃない、俺も緊張してるから」

そんな話をしているうちに私は凌の温もり、
凌の匂いが心地よくて、
深い夢の中へ吸い込まれてしまった