やさしい手のひら・前編【完結】

水着になるのが恥ずかしくて健太から離れ、お風呂場に来た。時間もあまりないのですぐ、水着に着替えた

「健太ぁ・・・どうかな?」

健太の選んだ真っ白なビキニを着て、健太に見せに行った

「超かわいいんだけど」

私の前まで歩いて来た健太は頭の先から足の爪の先まで私を見つめる。私は裸を見られているようでとても恥ずかしくて、健太から目を反らしてしまった

「やっぱり似合ってる。これにしてよかった」

私の頬を触って髪を後ろに除け、ゆっくりと私の目の前まで近づき顔を傾けて、唇にキスをした。そして長めのキスをし、私の唇から離れた

「抱きてぇ」

「何言っての!」

健太の突然の発言に私は頬を赤くした

「誰にも見せたくねぇ」

「ほら、撮影なんだからそんなこと言ってないで行くよっ」

健太の左手が私の腰に来て、私のビキニを捲り私の胸に吸い付いてきた

「俺のね」

胸を見てみると健太のものという印が赤く付いていた

「あと少しずれてたら見えてたよ」

「見えないように付けたから」

口を上に上げフッと笑った

また私は健太にドキッとしてしまった。健太のこの笑い方が私にはたまらなく胸をドキンとさせる