2人共準備が出来たので、近くの神社に向かった

「もう昼過ぎてるし、これ初詣って言うのか?」

「いいの、いいの」

寒くって、肩が縮こまる

「寒いの?」

「うん、寒い」

その一言ですぐに肩に手を回し、お互いくっついて歩いた

「昼過ぎなのに人いっぱいだね」

「ほら離れるなよ」

私をもっと健太くんの方に引き寄せた

「あの・・・Blacksの健太くんですよね」

中学生ぐらいの女の子達に声を掛けられた

「私、年越しライブ行きました。すっごくよかったです。あの・・・握手してくれますか?」

「あっ、俺でよければ・・」

と右手を出して、女の子と握手をした

「ありがとうごさいます。彼女さんきれいな方ですね。私、2人のこと応援してますから!」

そう言って駆け足でいなくなってしまった

「中学生ぐらいかな・・・かわいいね」

「いや、亜美の方がかわいいし」

「私はいいの!」

「握手して下さいとか初めてかも」

「みんながBlacksを認めてくれてんだよ」

「俺は亜美とのこと認められたのが嬉しいけど」

照れ笑いをしながら私を見る

「はいはい。ほらもう順番来たよ」

あっという間に私と健太くんの番になった。おさい銭を入れて、手を合わせた

『今年も健太くんとずっと一緒に居れますように』

他に何もいらないから健太くんといれれば、それだけでいい。そう思った

隣の健太くんを見るとまだ手を合わせいて、とても長いお願いだった

「何お願いしたの?」

「内緒っ」

そう言ってニコニコ笑っていた