「もしもし~」

「今どこ?」

「曲作りしてたから由里と邪魔しちゃ悪いと思ってマックに来てた」

「終わったから迎えに行くわ」

「うんっ、待ってるね」

由里も終わったらしく

「迎えに来るって」

「あ、私も」

それもまた一緒でまた可笑しくなった

ライブハウスの近くにマックがあるので、すぐ来てくれた

「亜美、出る時は声掛けれよな。気付いたらいねぇし」

「だから声掛けなかったの。みんな真剣だったから」

「すんげぇ焦った」

「そんなぐらいでいなくならないよ」

「そうだよな」

「もぉ落ち込まないでよ」

「じゃあキスして」

「はあ?こんな人いっぱいの中で?」

マックの外の入り口にいて、かなりの人が出入りしていた

「して」

「健太くん甘えん坊」

私は背伸びをして、健太くんの顔に近付き、
キスをしようとした瞬間、私の両頬を包むように健太くんは触り、
唇と唇が触れキスをした

この光景を誰かが見ていることも知らず2人の世界に入っていた