「亜美ぃーー」

由里も走って追い掛けてきた

「由里・・どうして。どうしてなの?」

私は泣き止まず由里に助けを求めた

「亜美、泣かないで。健太くんが心配する」

「う・・ん」

わかってるよ。わかってるけどこの気持ちが自分の気持ちが許せない

「私ちゃんと健太くん好きだよ。それなのに凌が追ってくる。もう別れたのに・・・気持ちを整理したのに私の中に入ってくるの。なんで今頃なの?別れた原因は凌だよ。凌が浮気しなかったら私達は別れてなかったのに」

「亜美、わかるよ。1年一緒にいたもんね。そんな簡単のことじゃないことぐらい分かるよ。私もそうだし・・・でもさーもう戻れないんだよね。何があっても・・・今の恋を大事にしたいんだよね」

私は頷いた

「じゃあ、ちゃんとしよう。もう何を言われても構わないでさー健太くんのこと好きだっていいなよ」

ちゃんと凌のことはもう好きじゃないって
ちゃんと言わないといけない
このままじゃ健太くんを傷つけてしまう
私は凌にはっきり言おうと決めた

もう戻れない、もう跡には引けない・・・・