手を繋ぎ、健太くんが部屋のドアを開けた・・

「えっ?」

なんなのこの状況。2人は寄り添っていてパッと顔を離した

「亜美っ・・」

「邪魔だった?」

と、健太くんが言った

「健太、来るの早いよ」

私まで顔が赤くなる

「そういうこと」

健太くんが私の顔を見て言った。由里もうまくいったんだ。嬉しい

由里も俯き顔を赤くしている

「健太ぁ~亜美ちゃんとはどうなったのかな?」

いきなり祐介くんが聞いてきた

健太くんは繋いでいる手を上に上げて、
2人に見せた。それが物凄く恥ずかしくって照れてしまった

「亜美、よかったね」

「うん」

「祐介と同じ日ってのは嫌だけどな」

健太くんがフッと笑って言った

「俺だって嫌だね」

この2人はとても仲がよくいつもこんな感じらしい

「私嬉しいよ。亜美がちゃんと笑ってて。どうなるのか心配だったけど健太くんが傍にいてくれるなら私は安心して祐介くんと居られる」

由里は本当に私のことを心配してくれていて、その気持ちが嬉しかった

「ありがとう由里。私健太くんに幸せにしてもらうんだ」

「はいはい、ご馳走様」

健太くんは笑っている

4人でいろいろと喋っているうちに8時を過ぎてしまい、
私と健太くんは帰ることにした
由里は祐介くんが送るので玄関で私達は別れた