いつの間にか、あの時の海にいた

私を大事にすると言って付き合った海

あの時はこんなことになるとは思わなかった
私は凌とずっと一緒に居たかった
結婚の約束もないまま別れてしまった
何がどこで赤い糸が絡まってしまったのか、
私にはわからない
これが運命だったのか
私達は結ばれることなく終わってしまった

左手の薬指から凌から貰った指輪を外した
ふと字が書いているのが見えた

『I protect Ami』
俺が亜美を守る

英語で書かれていた
涙が止まらない
凌のことを考えるだけで胸が張り裂けそうだ

「凌…凌…」

私はこれからどうなるんだろう…