次の日昔のように由里と一緒に登校した

早め目に登校したのでまだ凌には会っていない
このまま会いたくないとまで思ってしまった

お昼はやっぱり、
私も由里も会いたくないと思い
音楽室で過ごした
学校に来ているのかもわからないが、
ただ会いたくなかった

「逃げてても始まらないのにね」

由里は笑いながら言った

「なんかさ。結局昨日も連絡ないじゃん。私ってそんなもんかって思っちゃったよ。今までのことなんだったのかな?」

私も笑いながら言った

「人の気持ちって変わるもんだね」

窓を眺めながら私と由里はため息をついた

「由里、さぼろうか?海行かない?去年行った海!」

「いいね!行こう」

教室に戻り鞄を持ち、学校を後にした