行こうと凌に言われ、2人でホテル街へ来た

「亜美、嫌だったら言え」

「入る」

「今ならまだ間に合うから」

「凌に無理させてるのが嫌だし、私も入ってみたい」

「そっか、じゃあ入ろう」

一番そばにあったホテルへ凌が入っていった

「ほら行くぞ」

手を引っ張られ玄関に入ると部屋の写真があった

「うわーすごいね」

「初めてでわかんねぇ」

凌は適当に部屋を選び、その部屋の番号へと進んだ

「きゃー」

思っていた以上にきれいな部屋で驚き、
回りを見渡し、
大きなベットの上でジャンプをしてみた

「亜美子供みてぇ」

「だってすごいじゃん」

そんな私の姿を見て、凌が喜んでいる

「来てよかった。久しぶりに笑ったな」

私の心の中を凌はわかっているんだ
大丈夫なフリをしてもすべてわかってしまうんだ

「風呂にお湯入れよう」

そんなことを言って風呂場へ行ってしまった
私は初めてのことに感動し、子供のように無邪気に浮かれた

「亜美おいで」

風呂場から凌が呼んだので行ってみた

「一緒に風呂入ろ」

「えっーいやだよ。恥かしいし」

「いいから」

凌はさっさと服を脱ぎ湯船に入ってしまった