目を覚ました

とてもぐっすり寝た気がした
部屋の時計を見てみると12時過ぎだった
さっき病院から帰って来たらから
1時間ちょっとしか寝ていなんだなぁ、と思っていた

隣には凌がいて、
私の右手を握ったままで、
寝ている間も離さないでいてくれた

「起きたの?」

凌が寝ぼけながら言った

「凌いつ寝たの?」

「うん?昨日の11時頃かな」

「はあ?凌何言ってるの?昨日?」

「亜美さー何時間寝たか知らねぇの?」

「え?」

「1日寝てたから」

「えーほんと?退院した日じゃないの?


「もう次の日。ご飯も食べないで24時間爆睡。俺、息吸ってるか何回も顔近づいけたよ」

「私の人生で最高に寝たかも」

「ちゃんと寝れたじゃん」

凌は私の顔見た。優しい笑顔で見てくれた