「俺、亜美んち泊まろうか?それとも亜美がうち泊まるか?」

「は?何で?意味がわからないよ」

「誰かといたら寝れるんだろ?だったら一緒に居ればいいだろ」

「そんな…凌のうちに迷惑かけれない」

「うちの親は何も言わないと思う。春休み中だけでも」

「嬉しいけど、やっぱり迷惑掛けれないし」

ガラッ

「あら本郷くん!私より早く着くなんて、電話してすぐ来たんだね」

「あ、はい。びっくりして」

「亜美ね、何があったか教えてくれないの。本郷くんが支えてあげてほしい」

「はい。あの…お願いがあるんですけど」

「凌、いいよ」

「何?」

「春休みの間だけ、亜美をうちに泊めていいですか?亜美眠れないみたいで…」

「うちはいいけど本郷くんのおうちは大丈夫?」

「はい、大丈夫です」

「じゃあ、行く日が決まったら教えて。挨拶しにに行かなきゃね」

「ありがとうございます」

こんなにうまく話が進んでしまった

「亜美、お母さん帰るから明日退院だって。」

「ほんと?もう早く言ってよ」

「ウフフ」

「やった。明日帰れる!」

「よかったな」

嬉しくて凌に抱きついた。私治ってる
凌に触れても震えなくなった

「明日の朝迎えに来るから」

「いいよ、お母さん来るし」

「荷物ぐらい持つよ」

「うん、じゃあ待ってる」

手を上げて帰って行った

私、春休み中一緒に居られる
嬉しいけど迷惑じゃないのかと気になった

消灯の時間が過ぎたがやはり眠れなかった