「片桐怜…」
部活終わりの部室。そう書かれたスマホの連絡先を見て、自分でも分かるほどそわそわしてる。
こう…なんというか…連絡先に片桐の名前があるとつい視線が行ってしまう。
「連絡先教えてくれるか?」と言われたあの日から一週間が経過した。その日に交換はしたものの、未だに片桐からの連絡はなかった。
「渚何してるの?片桐怜?」
「さささ佐織!?勝手に見ないでよ!?」
「旭…それまじ?」
私のスマホを見た佐織の言葉に中村が反応した。そうだ、片桐と中村は友達だったんだ。
スマホを胸にぎゅっと押し付けて中村に視線を送る。
「何よ?また会うなとか言うの?」
「言わねえよ。ふふっ、あいつがねえ。…うん、むしろ会ってやれ。そうなったんなら。顔赤いし、だいたい理解できたよ」
自分の頬を触ってみると温かくなっていた。な…なあああぁ~…。
部活終わりの部室。そう書かれたスマホの連絡先を見て、自分でも分かるほどそわそわしてる。
こう…なんというか…連絡先に片桐の名前があるとつい視線が行ってしまう。
「連絡先教えてくれるか?」と言われたあの日から一週間が経過した。その日に交換はしたものの、未だに片桐からの連絡はなかった。
「渚何してるの?片桐怜?」
「さささ佐織!?勝手に見ないでよ!?」
「旭…それまじ?」
私のスマホを見た佐織の言葉に中村が反応した。そうだ、片桐と中村は友達だったんだ。
スマホを胸にぎゅっと押し付けて中村に視線を送る。
「何よ?また会うなとか言うの?」
「言わねえよ。ふふっ、あいつがねえ。…うん、むしろ会ってやれ。そうなったんなら。顔赤いし、だいたい理解できたよ」
自分の頬を触ってみると温かくなっていた。な…なあああぁ~…。

