恋色語

「そのまま『あー』って言い続けてみろよ。音が同調…リンクして聞こえやすくなるから」

「分かった。あー…」




ドゥルドゥル…ドゥルルルルル!……ブチュ♪



あ~、口の中が甘ーい。クリームたっぷり。幸せ~。これ太るな~。



って


「ッー…!?○%☆@?」



こいつ…私の口の中に大量の魔兵器(クリーム)投入しやがった!!


ごっくん…。


「あ…あんたは何してくれとんじゃああー!!」

「いや、思いきり噴射させるとどうなるかなと。そ…そした…ら…くっ…ブチュ♪って…」


話すか笑うかどっちかにしろ。


「許さん!その兵器にどれだけのカロリーがあるか知ってるの?

前の裏門といい、私に恨みでもあるの?」

「ねえよ、安心しろ。家庭科部はダメ。一ノ瀬は頭いいから気づく。

残ったバカそうなのが旭だけだったんだよ」


いちいちムカつく言い回しだなおい。そうだよ、あんなのに引っかかるのバカしかいないよ。