妹の好きな人に告られちゃいました。






「夏、おかえりー」



ざわめく教室。
その中に一際目立つ女の子。
私の双子の妹、秋。
大きな瞳に
長い髪、
おまけに
守ってあげたくなるくらいに
小さな身長とくれば
どんな男子も黙ってないだろう。
多分、この学校で一番モテると思う。
落とした男は数知れない。



「はいよ。秋宛のラブレター」
机の上に預かってきたラブレターを置く。
一通だけじゃない。
普段顔見知りの同級生だけでなく、
可愛らしい後輩から
大人っぽい先輩まで。
色んな人から今日も秋宛のラブレターを預かってきた。



「えぇ…。また?こんなに貰っても迷惑なんだけどな…。断るの大変だし」



そう言って秋は大きくため息をつく。
そう。
秋は
どんなカッコイイ男に告白されたって
それを受け入れたことはなかった。
なんでかって?
それは…