その時、もう諦めたんだ。


全部…全部。



お母さんもお父さんも諦めたんだろうし



アタシだって諦めて良いよね?




何も努力しなくて良いよね?




だけど、声がなくなってから暫くして



その時アタシは何にも考えずにダラダラ生活してた。


誰にも注意されないし



誰も怒ってくれない。




何の感情も無く、ただ授業をサボって一人、屋上にいた。