あ、ああ… なるほど、アタシの歌か やっと理解出来てホッと息を尽く。 そしてそれを不思議そうに見つめる白沢木紅。 なんとなく居心地が悪くなって『コホン』と咳をしてみた。 「なあ、お前だろ?人魚姫って」 「………っ…」 声こそ出ないが 悲鳴を上げた。