その手を離さないで



「あたしを好き…?」



「そうだよ。未来の事が、子供の時から好きだった」



まさか、本当に蒼ちゃんが、あたしを好きだなんて。


あの頃から、あたしたちの気持ちは、同じだったって事…?



「蒼ちゃん、あたしたち付き合おうよ」



そう言うと、蒼ちゃんは目を丸くした。



「お前、何言ってんだよ!?」