海渡が必死に掴むように走り込んで来る。 そんなに全力で走らなくても、俺が今すぐ居なくなる訳じゃないのに… 「馬鹿ッ!!今を大切にしろよ!! 今は今しかないんだから、楽しんでほしいに決まってんだろ…」 海渡はへたりこんだ。俺は呆然と見つめる。 「なあ、海渡」 口が動いてた。 「何でそんなに、必死になれるんだ?」 だって、分からなかった。