庇うように、海渡が男子の目の前に立つ。 やめろ、という声は詰まって出てこなかった。 「…海渡が危ないのに、黙ってられない。こいつは人殺しと言われてるんだぞ?」 「違う。俺は危なくないし、優斗は人殺しじゃない」 「海渡…」 周りからの視線が痛い。 人殺し呼ばわりの俺に、人気者で気さくな海渡に、凛々しい海渡の友人だ。 変な光景。