「思い出したいのか?」 ミイは顔を上げ、俺の表情を窺ってから「別に良い」と答えた。 海渡に魅せられたのかもしれない。 「…行ってくる」 今日は、写真を撮ろうとおもう。 ミイが笑ってくれそうな気がして。 ミイが喜んでくれそうな気がして…