水玉世界―相対する生死―


俺は海渡に話した。「もしかしたら」なんて期待は描かないけど、とりあえず"同じ者として"。


「けれど、優斗とあなたは違う。だから人生の降下は反比例。 私は優斗を選んだ」



機械なミイの顔には、訝しげな感情が含まれている。


"生と死を司る者"が2人会うのはよほど珍しいことらしい。