無意識に声のトーンが下がる。駄目だ、止まらない。


「何だテメェ」


止められない。


「優斗、…」


「海渡。よく見とけ。これが正真正銘の俺の"能力"だ。」



仕方は簡単。


「死ね。」そう思えば良い。



「お、わっ?ああ?」


「優斗!!あれっ…」



――――ガタン、ガタ



「ぎゃあああああああああああああああああああ!!!!
 ひっ、助け、たすけて、アアアアアア!!!!」