水玉世界―相対する生死―


…え?な、なんだ?今の。俺はずっと考えないように、思い返さないように、


「ごめん」


…海渡に、腕を触れられて。


「………俺。時々、他人の記憶を見てしまうんだ…」


海渡に、記憶を見られて。


「ま、まさか優斗の記憶が見えるなんて――――」


――――ガッ。


「…ひ、…ろと…ぉ、!」


気がつけば、なんてない。気がつかない内に首を絞めてた。