水玉世界―相対する生死―


立ち去ろうと、背中を向けて歩きだそうと


「あはははははww!!!」


笑い声がこだました。もちろん、海渡の。


「………は?」


「おま、おまえ面白いな!何?近寄るなって?あ、やば思い出しつぁら…ぎゃははは!!」


…ちょっとイラッとくる。


誰しもイラッとくるものだと、俺は信じて、素直に顔に出した。