水玉世界―相対する生死―


こんな場所より、ミイのいる家の方が居心地が良いに決まってる。




移動教室だった。


基本的に教室を出るのは1番最後。のんびりと渡り廊下を歩いていた。



――――バリイィィィ



窓ガラスが、豪快に割られる音が聴こえた。


1秒後。


「うゎあぁぁあぁあ!!!」


髪の短い男子、現れる。