「――――お前は、生きるんだよ!!!」




そう叫ぶ海渡の目にも、涙があったことは一生忘れないだろう。



俺のために悲しみを押し殺した海渡の想いを、一生背負っていくのだ。



海渡…ありがとうな…。



「…ぅっ…うあああぁぁ…」



泣きたくても


悲しくても


前に、進むしかないんだ。


もう、戻ることなんか出来ないから。



また、また



「またな…ミイ…」



きっと会える。