「――――優斗!」


カンナ、いやミイが抱き着いて来る。


俺の体は灰だらけだった。


「…ありがとう…」


やっと…やっと言えた。


「ありがとう。ミイ、海渡」


お前はもうカンナじゃないんだな。


自分で立ち上がれる、1人の人間なんだな。


ミイ…


俺も、何度も転びながら、立ち上がったよ。


なあ、これで良いんだよな?


それこそが、"心の鍵=key="なんだろ?