ゆっくりと歩みはじめるとそれは、だんだんと成長する。 だんだんと、笑顔が消えて だんだんと…憎しみが生まれていくのが分かった。 それと同時に、俺の足も速くなる。 『死ね』 重く響いた、その声。 『ごめんなさい』 振り絞るように吐き出された、その言葉。 俺の心臓が波打った。 「優斗…」 白い空間に佇む、見慣れた親友の姿。 俺に気づいたらしく、顔を上げてハッとする。