霊体験とかそういうのは無関心だけど、 なったとすると、こんな感じなのだろうか。 「ひろ…」 名前を呼ぼうとして、気がつく。 「………あ…」 幾度も流れていく、真っ白な世界の中に光り輝くフィルム。 よく見るとそれは―――― 「…優斗の、記憶?」 笑う、優斗の面影のある小さな男の子。 走ったり、転んだり、泣いたり、支えられたり。 健やかに笑う優斗が、そこに居た。