水玉世界―相対する生死―


「…どうやればいい」


カンナが、俺の隣にしゃがみ込むのが分かる。


「――――優斗の脳細胞に入り込み、優斗の意思を結合する。」


「………………」


そんなん、出来る訳ねえ。


何だ?出来たとしたら、俺は本当に人間か?


「…大丈夫。私が手伝うから」



体勢を整え、優斗の脳に両手を添える。


体温が存在しないようだった。唇が震えながらも、"侵入"を開始する。


「…始める」


息を、ゆっくり吐いた。