水玉世界―相対する生死―


そういえば、飯は食うのか?


「どうでもいい。食わなくても死なない」


じと、と俺は少女の華奢過ぎる体を見た。これは…


「じゃあ作る。どうせ死ぬんなら、一緒に食う方が良いだろうし」


「……………」


無機質な、読めない瞳で少女は見上げた。


ん?名前はあるのかな?