水玉世界―相対する生死―


「…そうだよ。カンナは、記憶を取り戻してくれたんだね」


ケイタはフードを下げる。


そのフードの下にあったのは、綺麗な、どこかミイに似た顔だった。



兄は、俺と同じ能力者。


きっと、恨みと怨念を持ったまま他界。


いや…他界はしてないのか。


悪霊となり、俺に目をつけたのだ。



「…水玉世界に、行ったんだ。アイツを殺した後…。

 でもカンナは、覚えてなくて――――…」