――――そうして現在にいたる。



俺は自宅のベッドで目が覚めた。


制服のままで汗びっしょりだし、おろか靴も履きっぱなし。帰ってきた記憶もない。



あの少女の『復元』が、よく分かった。



「…腹へった…」


久しぶりに、気持ち良いくらいの空腹を感じた。おにぎりを食べはじめる。