水玉世界―相対する生死―


ふあ、と欠伸が出た。


裏方にはやく行かないかなあ…。



「わ、わたし、ウエイターは優斗君が良いと思います!」



ガンッ。頭を打ち付けた。


教室全体が、再びざわめく。女子は緊張感いっぱいだった。


「だ、だって優斗君…イケメンだし、話せる方だし…」


俺なんかがウエイターなんかしたら、いい逆宣伝だ。



「まあ、綺麗な顔してるよな。女子が集まるかも!ナンパ出来るなあ!」



嘘だろ…おい。