水玉世界―相対する生死―


「――――と、いうことになり、文化祭はカフェ店をやることになりました」


「オ~」という歓声が上がる


俺は接客なんか出来ないし…やっぱ裏方だな。


もう役が内定した。


「じゃあ早速取り掛かるぞー。えー…ウエイターとウエイトレス!」


数人、面白がるように手を挙げる。


が、人数はまだ足りない。


「あ、じゃあ俺やる」


海渡が助け舟を出すように、手を挙げた。


さすが有望な生徒。