ああ、もう…


「俺は分かるんだよ!!親友がいなくなるのが!!こいつが、こいつが――――…」


「優斗がなんだよ?」


やめてほしい。


海渡が、信頼する友人である蓮に、毅然とした態度で向き合っている。


苦しい…


「俺の…――――おれの友達が、死んだから…」


もう、嫌なんだ。


誰かを傷つけ堕とし、そしてまた恨みを持たれ、傷つけ…


もう嫌だ。


俺なんか、邪魔だ。