水玉世界―相対する生死―


「…れ…恋愛として?友達、として…?」


涙に、芽惟の頬が濡れる。


俺は正直に言うことにする。


「分からないよ。分からないけど…芽惟はすごく大切だ」


「…なっ……何それぇ…」


芽惟。


ありがとう。きっと芽惟も、俺と同じ感情をずっと持っていたんだな。


初めてなんだ…


人を愛するなんて。


だから分からないよ。これが、恋愛か友達かなんて。


でも、こんな特別な友達は、持ったことがない気がするんだ