水玉世界―相対する生死―


――――閉め忘れたカーテンから光が差し込み、俺はムクリと顔を上げた。



あ……朝だ。


正直言って、まだ眠りが足りない。寝ようと思った。



――――RRR



「…んだよ…」


電話だ。そういえば、最近全然使ってない。前からだけど。


「もし…」


〈優斗ー!誕生日おめでとうーー!!〉


んなっ(うるせえ)