水玉世界―相対する生死―


「……早く、見つけよう。な、ミイ」


「………うん」


ミイは頷いたが、ちらりと俺を見た。


すぐに目を逸らしたから、何だったのかは追求しなかった。



俺たちはただ無言で歩き続け、海渡と分かれて、俺とミイは無事帰還した。


卵かけご飯をし、すぐに平らげベッドに横になる。


色々考えていた。


だが、すぐに眠りに落ちた。何を考えていたか、思い出すことはなかった。