光が収まっていく。 ――――キュイィィィン。 搾り出されるような音が響いて、まばゆい光は失せた。 代わりに、鍵状のものが俺の手の平に。 あ………てかコレ、"鍵=key="だ。 「…鍵が…もう2個…」 前なら跳んで喜ぶはずなのに。今の俺は、消えたくなくて、寂しくなった。 「…これが、お前のカウントダウンなんだな」 海渡… もうすぐお前に、会えなくなる。馬鹿やれなくなる。