海渡は手を伸ばした。 俺は暫くその手を見つめ、少し笑って、自らの手を重ねる。 「仲直りな。これからは、突き放しナシだ」 「オッケー。ついて来いよな、海渡」 手を離す。 指先が空中に触れたところで、いきなり光が溢れ出した。 「――――うわわわ!?」 「おい、ちょっ…何だ!?」 眩しい。 ああ、でも…見ていて嬉しい。幸せになる