父は払い切れなくなった借金を、母に押し付け失踪した。


絶望の淵、海渡は横断歩道で、事故に遭いそうになっていた父を発見した。



この頃に能力は開花し、必死な想いで父を『助ける価値のある』と祈ったそうだ。


そして父は車にはねられながら、無傷で立ち上がった。



だが海渡は、そんな父だった人を『醜い人間』と感じた。



暫くして、母が叔母に目をつけられた。


『鬱陶しいわ…金を置いて死ねば良いのに…』