水玉世界―相対する生死―


俺は学校を飛び出し、2度目のサボりを決行した。


海渡が言っていた道を思い描きながら、ひたすら転びそうになりながらそこへ向かった。



――――甘えるのか?自分で突き放しといて。



足が動く。止まらない。


――――俺は、身勝手だな。


分かってる。海渡は怒っているかもしれない。ショックだったかもしれない。



どれにしろ、会わなくてはならない。


話さなくてはならない。