水玉世界―相対する生死―


「さあ…?遮断機を関係させてるということは、縛られる私か似た人物しか知り得ない。
 理性を持っていたということは、悪霊ではないと思う」



ふうん…?


じゃあ、水玉世界に居る人物とか…


「あの世界には私だけ。誰もいない。何となく分かる」


…困った。


このままじゃ、何をされるか分かったもんじゃない。


何より海渡が無事か――――