水玉世界―相対する生死―


ダサいけど、ミイしか頼れない。俺は何も分からないし、人を遠ざける事しか出来ない。



ミイは珍しく険しかった。


「優斗を狙う、人間以外の人物は危険。能力は餌にもなるから」


ならば一体どうしたら。


「負けない事。気持ちが負けてしまえば、奪われる」


…男に襲われた時のことを思い出した。


恐怖一面。


うわあ、負けそう。