水玉世界―相対する生死―


もくもく食いながら、意を決して今日のことを話した。


ミイは終始無言。


俺は時々海老フライをくわえながら、あまり顔を上げずに説明する。


気配を感じ、海渡が気落ちしたこと。


明らかに俺を狙って、男が襲ってきたこと。


遮断機の音が響いてきたこと、俺の"死"を恐らく知っていること。